国債の始め方!SBI証券で既発債・新発債を買う方法と、200万円を10年間運用したらどうなる?
株式投資をしていると、気になるのが資産の置き場所。
株は値上がりすればうれしいけれど、相場が下がると資産も減ってしまう。
そこで気になったのが「国債」。
国債なら、国にお金を貸すことで利子を受け取れる。株とは違う値動きや仕組みを持つので、資産の一部を安定性重視で運用したいときの候補になりそうです。
今回は、国債初心者向けに次のことを調べてみました。
- 既発債と新発債の違い
- SBI証券で国債を買う方法
- 200万円を10年間運用した場合のシミュレーション
- 国債を買う前に知っておきたい注意点
※この記事は国債の仕組みを調べた内容です。実際の購入体験や運用実績を示すものではありません。
1. そもそも国債とは?
国債とは、国が資金を調達するために発行する債券のこと。
国債を購入するということは、国にお金を貸すイメージです。
その対価として利子を受け取り、満期になれば決められた条件に従って元本が返ってきます。
国債にはいくつか種類がありますが、個人が購入するものとして代表的なのが「個人向け国債」と「利付国債」です。
株式とは違い、会社の業績や株価の値上がりを期待する商品ではありません。基本的には、決められた条件に従って利子を受け取ることを目的にします。
2. 既発債と新発債の違い
国債を調べていると出てくるのが「既発債」と「新発債」という言葉。
ざっくりいうと、これから発行されるものか、すでに発行されたものかという違いです。
新発債(新しく発行される債券)
新しく発行される国債を購入する方法です。
個人向け国債の場合、額面金額100円につき100円で購入でき、1万円から申し込めます。
個人向け国債には、次の3種類があります。
| 種類 | 金利の仕組み | 満期 |
|---|---|---|
| 変動10年 | 半年ごとに金利が変わる | 10年 |
| 固定5年 | 購入時の金利が満期まで続く | 5年 |
| 固定3年 | 購入時の金利が満期まで続く | 3年 |
変動10年は、世の中の金利が上がれば受取利子が増える可能性があります。一方、固定タイプは購入時に決まった利率が続きます。
既発債(すでに発行された債券)
既発債は、すでに発行され、市場で売買されている債券です。
新しく発行される国債とは違い、購入価格が額面金額と同じとは限りません。
例えば、額面100万円の債券を98万円で買える場合もあれば、102万円で買う場合もあります。
満期まで保有した場合の利回りは、購入価格、受け取る利子、満期に戻る金額などによって決まります。
ここが既発債の面白いところ。
ただし、価格だけを見て「安いからお得」と判断するのは危険です。利回りや残りの期間も確認する必要があります。
結局、どちらがいいの?
初めて国債を買うなら、まずは個人向け国債の仕組みを理解するのが分かりやすそうです。
一方、既発債には、残りの期間や利回りを見ながら選べるという特徴があります。
手軽さや中途換金のしやすさを重視するなら個人向け国債、満期までの利回りを比較して選びたいなら既発債も候補、という考え方ができます。
ただし、既発債は途中で売却すると価格によって元本割れする可能性があります。
3. SBI証券で国債を買う方法
今回は、SBI証券で国債を購入する方法を確認してみます。
すでにSBI証券の口座を持っている場合は、ログインして債券のメニューから探せます。
個人向け国債を買う場合
- SBI証券にログインする。
- 「債券」→「円貨建」→「国債」→「個人向け国債」を選ぶ。
- 変動10年・固定5年・固定3年から選ぶ。
- 利率、募集期間、発行日などの商品内容を確認する。
- 「注文」から購入金額を入力して申し込む。
既発債を買う場合
- SBI証券にログインする。
- 「債券」→「円貨建」→「既発債券」を選ぶ。
- 購入できる国債の一覧を確認する。
- 購入価格、利率、利回り、償還日を確認する。
- 希望する銘柄を選び、注文手続きを進める。
SBI証券の公式案内でも、個人向け国債・新発の利付国債・既発債券は、それぞれ別のメニューから購入する仕組みになっています。
公式ページはこちら。
※スマートフォンアプリとブラウザでは画面が異なる場合があります。操作が見つからないときは、ブラウザ版のSBI証券で確認するのがよさそうです。
4. 200万円を10年間運用したらどうなる?
ここからが本題。
仮に、200万円を国債に投資して10年間保有したら、どれくらいの利子を受け取れるのでしょうか。
実際の利率は購入する国債の種類や時期によって異なります。そこで今回は、利率が一定だったと仮定してシミュレーションしてみます。
利率別のシミュレーション
前提条件は次のとおりです。
- 投資金額:200万円
- 運用期間:10年間
- 利子は再投資せず、受け取ったままにする
- 利子にかかる税金:20.315%
- 手数料などは考慮しない
| 仮定の年利 | 年間の利子(税引前) | 10年間の利子(税引後) | 元本を含む合計 |
|---|---|---|---|
| 0.5% | 10,000円 | 約39,800円 | 約204.0万円 |
| 1.0% | 20,000円 | 約159,400円 | 約216.0万円 |
| 1.5% | 30,000円 | 約239,100円 | 約223.9万円 |
| 2.0% | 40,000円 | 約318,700円 | 約231.9万円 |
※すべて仮定の利率による試算。利子が毎年同じであると仮定し、税引後の利子を単純に10年分合計しています。将来の実際の利率や運用成果を示すものではありません。
年利1%なら、10年で約16万円の利子
例えば、年利1%なら年間の利子は税引前で2万円。
税金を差し引くと、年間約15,937円です。
これが10年間続けば、利子の合計は約15万9,000円になります。
200万円が10年間で約216万円になる計算です。
ただし、これは年利1%が10年間変わらないという仮定です。
個人向け国債の変動10年では半年ごとに適用利率が変わります。実際の利子は金利の動きによって増減します。<Cite refs={[“turn568397search3″,”turn568397search4”]}/>
5. 変動10年と既発債、どちらで200万円を運用する?
同じ200万円でも、選ぶ商品によって考え方が変わります。
個人向け国債の変動10年
- 額面金額100円につき100円で購入できる。
- 適用利率は半年ごとに変わる。
- 発行から1年経過すれば、原則として中途換金できる。
- 中途換金時には所定の調整額が差し引かれる。
金利が上がれば利子が増える可能性がある一方、金利が下がれば受取利子も減る可能性があります。<Cite refs={[“turn568397search0″,”turn568397search2”]}/>
既発債
- 購入時の価格が額面金額と異なる場合がある。
- 購入価格や利子、満期までの期間を考慮して利回りを確認する必要がある。
- 満期前に売却すると、売却価格によって損失が出る可能性がある。
既発債を選ぶ場合は、表示されている利率だけで判断せず、最終利回りと償還日を確認することが重要です。
6. 国債を買う前に注意したいこと
国債は株式とは異なる特徴がありますが、すべての商品がいつでも元本割れしないわけではありません。
- 個人向け国債は、発行から原則1年間は中途換金できない。
- 個人向け国債を中途換金すると、所定の中途換金調整額が差し引かれる。
- 既発債は、市場価格の変動によって途中売却時に損失が出る可能性がある。
- インフレが進むと、受け取った利子以上に物価が上昇し、実質的な購買力が低下することがある。
- 10年間使わないと決めたお金でも、急な出費に備える現金は別に確保しておきたい。
商品ごとの条件は、購入前に財務省やSBI証券の公式情報で確認しておきましょう。
7. まとめ:国債は資産の置き場所のひとつ
今回、国債について調べてみて分かったのは、同じ国債でも商品によって仕組みが違うということ。
新しく発行される国債と既発債では購入価格や選び方が違いますし、個人向け国債にも変動金利と固定金利があります。
200万円を10年間運用する場合も、仮に年利1%が続けば、利子は税引後で約16万円という計算になりました。
ただし、実際に受け取れる金額は購入する商品や将来の金利によって変わります。
株式だけで運用するのではなく、資産の一部を国債に置くという考え方も選択肢のひとつ。
大切なのは、利回りだけで判断せず、いつまで使わないお金なのか、途中で現金が必要になったときにどうするのかまで考えておくことだと思います。
まずはSBI証券で現在購入できる国債を確認し、自分に合った商品を探すところから始めてみたいと思います。
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